トキハナタレ

持ちつ持たれないC26セレナとバイク、ツーリングやメンテのことや、東京から地方へ移住を目指す40代オッサンのブログ

副鼻腔炎治療記3 手術

副鼻腔炎を発症してから2年弱

長い間抗生剤の服用による副作用(消化不良)に悩まされ、薬での治療に限界を感じて手術に踏み切りました。

大学病院にて1週間の入院。

幸い仕事もそんなに忙しい時期ではないので、なんとかやりくりして休みをもらえました。

 

入院初日

午前9時集合

PCR検査で陰性確認後病室に通される。

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4人部屋で設備もしっかりしている。

昭和なパイプベッドに冷蔵庫とテレビ程度だとイメージしてたんだけど結構豪華よね。

初日は特にやることがなく、検温や血圧、CT撮る程度。晩御飯までしっかり頂きました。

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今回の手術内容

  1. 鼻中心の骨が湾曲してて空気の流れを邪魔してるので、その部分を切り取ってまっすぐする手術
  2. 現在膿が溜まってる副鼻腔の治療&空気の流れを狭めてる箇所のカット
  3. どうせ全身麻酔するんだからと、正常な右の鼻も通りをよくする手術

こんな感じの内容になっております。

手術当日

朝も昼も食事抜き。翌日の朝食まで36時間の絶食が始まった。

手術は午後2時半。

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昼頃点滴の針を刺されて緊張が高まってくる。

なんせ、全身麻酔の手術なんて初めてだからな~(;^ω^)

 

手術1時間前に手術着に着替える。

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T字帯という手術用のふんどしに、血栓ができないようにと圧迫ストッキング(しかもニーハイ)を装着!

「変態ふんどしニーハイおじさん」の出来上がりである。

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そんなこんなで写メ撮ってカミさんに送ったりしてたら看護婦さんに呼ばれた。

 

車いすに乗っていざ出陣だ!

 

緊張マックス!

 

テレビで見たことある手術室に通されたときは心臓バクバク

手術台に横になったらもう観念したのか、不思議と気分が落ち着いてきた。

 

「麻酔いれていきますね~、リラックスして呼吸してくださいね~」

とうとうこの時が訪れたか!

麻酔効かなくて痛かったらどうしよう(;'∀')

 

「頭がクラクラしてきますよ~、そのままリラックス~・・・・・・ハナタレさーん、手術無事終わりましたよ~!」

え! え? なに? ん?なんか息苦しい!あれ?なにこの感覚? 終わった?え?

 

堕ちたことも感じさせない、よくネットで聞いてた「テレビのコンセントをブチンと抜かれる感じ」その通りだと思った

まったく意識のない間に手術は無事終了していたのです。

時間は手術室で最後に見た時計の時間から2時間弱経過していた。

 

ベッドに移され自室へと戻る。

いろいろ機械を取り付けられ、酸素マスクも装着されるが、とにかく苦しい、仰向けが苦しい。たんをうまく呑み込めない。なんだこれ?

あとで知ったんだが、手術中気管挿管してたためうまく唾が飲み込みづらくなるんだってね。

しかも鼻はガッツリふさがれてるので、それがさらに飲み込むのを邪魔してる。

鼻をふさがれてるとこんなに飲み込みづらいなんて初めて知ったわ。

そして、麻酔が残ってるのもあってか、ウトウト眠ろうとしても口の中があっという間に乾燥し目を覚ます。

鼻には綿詰めてるとはいえ血がにじんできて血のたんも出る。微熱もあってしんどい。

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ふくらはぎにはエアーでもみもみするマッサージ機が取り付けられ、体には心電図やらコードがたくさん。眠さとダルさと鼻の不快感。途中何度か看護婦さんよんでガーゼ交換してもらい、こんな感じで腹減るのも忘れて2日目の夜は更けていく。

 

入院3日目

朝6時にふくらはぎのマッサージ器は外され歩けるようになったためトイレにいけるようになった。

若い看護婦さんにおじさんの汚いションベンを持って行かせるなんて申し訳なく、尿瓶はなるべく避けたかった。

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8時

36時間の断食を経てやっと食事にありつける!

と、思ったけど、味が全然わからなかった。

鼻ふさがれてるのと熱でてたせいだろうな。

夜は1時間おきぐらいに口呼吸で寝たり起きたりしてたため、あっというまに喉がやられた。声をうまく出せない。

 

相変わらず鼻から血がにじみ出てくるし、たんをうまく吐きづらい。

午前中に術後初診

鼻の奥にはガーゼが大量につめこまれているため、表面だけ目視して手前の綿だけ交換

昼食も取るがやっぱまだ味がわからない。

微熱も相変わらず、1日中寝たり起きたり

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頭文字D全巻持ってきておいたから一応退屈せずに済んだ。

入院4日目

今日は鼻の奥に詰め込んでる大量のガーゼを抜き取ると聞いてる。ネットではすんげー痛いと聞いてたんでガクブル((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

 

案の定ね、、、メチャ痛でした。

鼻の中のガーゼの先端をペンチのようなものでつまんだら、1,2の3!で一気に引き出す。

ズボボボボーッ!

 

ガァッハッ! 涙ダラダラ😢

これが両鼻

 

その後も素早く鼻の奥を洗浄吸引消毒

鼻の入り口から5~8センチくらいの奥をやるもんだから痛くてツライ。涙もボロボロ(´;ω;`)ウゥゥ

 

でも終わってみたら「なんだこれは!?」ってくらい鼻の通りがいい!

数日ぶりの鼻呼吸がすごく快適

 

熱も徐々に下がってきて食事もおいしく感じるようになってきた。

そして今日から毎日自分で鼻うがいが始まる

 

入院5日目

午前中に診察

内視鏡を鼻に突っ込まれて中の確認と抜糸。こんな小さい鼻の中で糸を正確に結ぶなんてすさまじいテクノロジー

しっかし、何回やられても鼻の中いじくられるのは痛いな。

ここでやっと風呂の許可が出たのでシャワーを浴びた。

さっぱりしたらやることないのでマンガを読む。

 

入院6日目

今日は日曜日

特に診察もないので初めての入院生活で思ったことでも書いておこう。

私がいる部屋は4人部屋で

一人は糖尿病。(太ってるわけでもないのになるんだね)

二人目は肥満で心筋梗塞脳梗塞で半身不随

三人目は私が入院している間に入ってきた新規の糖尿病患者

これと言って会話はしてないが同室にいると看護婦や医者との会話でどういう状況なのかわかる。

糖尿病の方は毎食のたび血液採取してインスリン打って痛そうだ。食事も1日ウィンナー1本分の塩分もダメらしい。

半身不随になると一人で起き上がれない、指がちゃんと動かなくて箸がもてない、オムツ生活、夜は常に睡眠時無呼吸症候群。(あまりに呼吸止まってるからハラハラしたよ(・_・;)

糖尿の方も数値が落ち着いてくれば退院して錠剤のインスリンに切り替えられると言っていた。

こんな状況を目の当たりにして自分自身現在腹回り88㎝!

今なにも気にせずこのまま暴飲暴食すれば20年後は同じ道を歩むことになるかもしれない。この機会に食生活を見直して健康を意識せねばと強く感じました。

実際、退院してから会社の保険指導を受け、毎日飲んでた酒は週末だけにし、缶コーヒーと間食を辞め、バランスのよい食事を心がけるようになりました。

やっぱ自分で身に沁みないと中々習慣を変えるなんてできないよね~

 

退院

 

診察で鼻から内視鏡でグリグリ、涙ちょちょぎれ😢

でもこれが終わればシャバに出られる!

 

体力落ちたのか、家に帰るだけでくたびれた。たかが1週間なのに!?

翌日から仕事復帰したのだが、3日間はしんどかった。

でも鼻は快適!

退院後もしばらくは抗生剤飲んで毎日鼻うがい。

鼻の中にかさぶたやらがあるのでそれを洗い流すためらしいです。

ちなみに今回の治療費は3割負担で22万。高額療養費制度を使えば3~4か月後に半分以上戻ってくるらしいです。

入院中に会社に連絡して手続きすれば最初から10万ほどの支払いで済んだらしい。

 

鼻がスースー通るよ~♪

 

はぁ~、手術してよかった~♪